ROMANSエリアとは、R=六甲、O=岡本、M=御影、A=芦屋、N=西宮北口、S=夙川の6駅のことを言います。
阪急「六甲」駅のバス停に発着する「六甲ケーブル下」行き神戸市バス16系統。平日は神戸大学六甲台キャンパスへと向かう大学生で、休日には六甲山上へと向かうケーブルカーに乗り込むためのハイカーで賑わいます。
阪急「六甲」駅は、その名の通り六甲山の玄関口。駅を北側に進むと「六甲登山口」の交差点があり、そこから六甲山腹に広がる南向きの緩斜面には、学校の敷地を囲むように落ち着いた街並の住宅地が広がります。真ん中に座るのが神戸大学。西側には神戸松陰女子学院大学、進学校として有名な六甲中学校/高校が並びます。山に向かって歩を進めると四季折々の六甲の姿が目に入り、緑の豊かさを体感できます。
緑豊かな六甲の街並は北側だけではありません。駅を降りてすぐ南側にある六甲八幡神社。天照大神等を祭神とし厄除の神様として地元に慕われている「八幡さん」には広大な鎮守の森があります。森の中は駅前である事を忘れてしまう閑静な場所です。しかし、毎年1月18/19日の厄神祭は別。参道から境内への道は百軒を超える出店やお参りに来る人々で多いに賑わいます。
快速停車駅であるJR「六甲道」駅にも近く利便性の高い駅の南側、六甲の山並みにも手が届きそうな駅の北側。どちらの「六甲」がお好みでしょう。
(文/田中和彦[オールアバウト 住みやすい街(関西)ガイド])